小4の運動会の日。
左から朝美さん、マコちゃん、私、
ちっちゃん、奥田さん。
(写真は加工しています)
秋の運動会では、いつも最後に「全学年カラー対抗リレー」があった。それぞれの学年ごとに男子4人、女子4人、あわせて48人の生徒が選ばれて、1年生から6年生までの6人が1つのチームになってバトンをつなぐ。赤、緑、みずいろ、黄色の4チームがあった。
錦糸小学校にいた時、私は足が速いと思ったことは一度もなかった。しかし望洋小学校の秋の運動会では、全学年リレーの選手に選ばれてしまった。小4の女の子は、秋までに転校生も含めて10人しかいなかった。そのうち選手は1学年で4人なので、平均的な速さでも選ばれたわけである。
4年生で一番足が速かったのは朝美さんだった。2番がちっちゃん、3番がマコちゃん、そして私は4番目だった。
リレーの場面もきちんと写真で残っている。上の写真は、3年生の女子から4年生の女子にバトンをつなぐ場面である。右端に緑のたすき(実際はみずいろ。経年で色変化)をかけた女子がわかると思う。これが朝美さんがスタートする瞬間である。美しいフォームから、いかにも足が速いことが伝わってくる。
2レーンでは黒っぽいたすき(実際は緑)のチームがバトンをつないでいる。朝美さんの陰に隠れて写っているのがマコちゃんである。
3レーンで、今にもバトンをもらおうとしている黄色いたすきが私である。良いフォームのように我ながら思う。
4レーンでは赤い帽子をかぶったちっちゃんが、3年生の選手が来るのを待っている。なかなか拮抗した良いレース展開である。
そして次の写真は、私たち4年生が一周して、5年生にバトンを渡すシーンである。1番にバトンを受け取っていた朝美さんはもう走り終えたのだろう、写っていないが、右端にはマコちゃんが5年生にバトンを渡す瞬間が写っている。
写真の真ん中には、黄色いたすきをかけた私が空中を舞うように走っている。
その後ろから、ちっちゃんが必死に走ってきている。バトンをもらった時よりも、私との距離を縮めて追い上げてきているように見える。
この後、6年生までバトンをつなぎ、最後にどこのチームが勝ったのかは記憶していないが、とても楽しい思い出だったことは覚えている。
この記事の一番上に掲載した、5人で写っている写真は、たしか運動会が終わった後に撮影したものだと思う。とても楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
よく見ると、私の右手とマコちゃんの左手がつながれている。これを見た瞬間に、「そういえばこの時、マコちゃんがうれしそうに近寄ってきて手をつないできたなぁ」ということを思い出した。
少し涙が出てしまった。涙の理由は追々、書いていきたいと思う。
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